#FuzzFace#自作エフェクター

ゲルマニウムFuzzFaceを作りたいので回路図を描いてシミュレーションしてみた


昔はエフェクター自作本を買うか、実物を買って分析するしかなかったのですが、今ではFuzzFaceの回路図ならネットで2秒で見つかります。
それをそのまま貼り付けると怒られそうなので、iPadの回路シミュレーターiCircuitで描いて見ました。

FuzzFace PNP Germanium Schematic

今や、iPadでも回路図さえ描けば最低限の信号シミュレーションができるようなので、動かして見たのが左下のSCOPE図です。

ただ、私のような素人がこのような簡易的なシュミレータを使う限り、あまり正確な回路シミュレーションは期待できません。

このシュミレーターのトランジスタにおいてはhfe(直流電流増幅率)くらいしか定義できません。

ところがAlltransistorsというサイトで調べると、例えば前の記事で書かせて頂いたNKT275の場合以下のような基本スペックが記述されています。

  • Maximum Collector Power Dissipation (Pc): 0.2 W
  • Maximum Collector-Base Voltage |Vcb|: 15 V
  • Maximum Collector-Emitter Voltage |Vce|: 15 V
  • Maximum Emitter-Base Voltage |Veb|: 5 V
  • Maximum Collector Current |Ic max|: 0.25 A
  • Max. Operating Junction Temperature (Tj): 90 °C
  • Transition Frequency (ft): 0.5 MHz
  • Collector Capacitance (Cc): 60 pF
  • Forward Current Transfer Ratio (hFE), MIN: 30

更に、トランジスタの超定番2SC1815のデータでは、このように各電気特性のグラフも公開されています。

特にFuzzFaceなどのトランジスタの動作領域外で動作させる回路の場合は、上記のような特性図も含めてシミュレーションすべきであり、今回のようなhfeだけではどのような音がするのかをシミュレーションするのは不可能です。

しかし、このような回路図を自分で描いたりバーチャルで動作させることで解って来ることもいくつか出て来ました。

なんか、有識者の方に怒られそうなので次の記事では一応定番の電気回路シミュレーターLTspiceの方もやってみたのでアップしました。

LTspice でAC128 FuzzFaceをシミュレーションしてみた





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