一家に一台 TONEX Oneが余ったのでペダルテスト用として使わせていただきます
我が家でTONEX Oneがころがっていた!
超小型のアンプシミュレータとして人気のIK Multimedia TONEX Oneですが、家族の者が購入後しばらく使っていたのですが、その後某社のなんとかストンプに移行するということでそのへんに転がっていました。

TONEXを譲渡するのはlicense transfer creditを購入する必要がある
なので私の方で買い取ろうかと思ったのですが、なんと有料でのユーザー譲渡の手続きが必要ということでした。
注意したいのは、元の持ち主側がlicense transfer creditを19.99ドルで購入して上記に書かれた手続きを行っておく必要があるということです。
つまり、メルカリなどで中古で購入する場合は、この手続きが完了している商品でないと、使い方に大きな制約が発生するということです。
IK Multimedia のNO+tには”ハードウェア製品の中古品購入を検討なさっている方は”の記事でこのような制約があることが書かれています。
- 購入前に必ず、製品のユーザー登録が解除されているかをご確認ください。シリアル・ナンバー・カードが同梱されていても、ユーザー登録が解除されていない製品は再登録することができません。ユーザー登録後に提供されるドライバ等がないと使えないハードウェア製品もございますので、ご注意ください。
- ユーザー登録が解除されている製品であっても、再登録時には、Mac/PCソフトウェア、iOS/Androidアプリなどの特典は提供されません。新品価格よりも高い価値の特典が提供される製品も多いので、各製品の「アプリ」ページ(例:AXE I/O「アプリ」ページ)をご確認のうえ、新品のご購入をご検討ください。
- 中古製品は、日本語サポートの対象外となりますので、あらかじめご了承ください。
結論としては、新品を購入するしかないというのが恐ろしいですねw
なので、しばらくは家族の所有権のまま使わない間は試させていただくというスタンスで使わせていただきたいと思います。

TONEX Oneのスペック
ということで、備忘録としてTONEX Oneの基本スペックを記録しておきます
- 24-bit / 192 kHz
- 5 Hz ~ 24 kHz
- 123 dB のダイナミックレンジ
- オーディオ・インターフェイス 24-bit / 44.1 kHz 可能
- プリセット数20
- 入力端子 : TSモノラル(標準フォーン)
- 出力端子 : TRSステレオ(標準フォーン)、ヘッドフォン端子としても動作
- 電源 : 9V DC、120 mA(センターマイナス)、USB-C 5V
- サイズ 48 mm × 94 mm × 53 mm
- 質量160 g

TONEX OneはPCが無いとほぼ使い物にならなかった
で、TONEX Oneは所謂1590Aというミニペダルサイズに、兄貴分であるTONEX Pedalと同じ音質を詰め込んだ脅威のアンプシミュレーションペダルなのですが、その小ささ故にミニマルな操作系となり本体のみでの設定操作はほぼ不可能でした。

まぁスペック上はTONEX One本体には20種類のTONE Modelが格納でき、そのうちの2つをフットスイッチで切り替えることが出来る(但しブラウジングモードを利用すれば3種類をTONE Modelの選択をループできる)と書かれていますが、本体にディスプレイがないので鳴っているTONE Model名が判りません。さらに20種類から選択するには極小のツマミとそのLED色だけで判断するというのが元々無理な話ですねw
TONEX Oneを使うにはTONEX Editorが必須
このTONE Modelの入れ替えやセットアップが出来るのがTONEX Editorですね。
まぁTONEX Oneも発売されてからかなり時間が掛かっていますので、TONEX Editorの使い方やアップデート上納について多くのギター系ユーチューバーの方や、ブロガーの方がアップされていますので検索してみてください。
とりあえずIK Multimedia本家の動画はこちらです
TONEX Oneをペダルのテスト環境として使ってみたい
エフェクターを自作したり、市販のエフェクターの音を確認するときに、自宅で小型アンプで小音量ではなかなか本来の音の判断が難しいです。
で、リハーサルスタジオで大音量で試してみるわけですが、歪み系のペダル、特にFuzzではアンプとの組み合わせでまったく違う印象になることもよくありますね。
ですがリハすたではRoland JC-120、あるいはMarshallは900か2000で、とくにMarshallなどの真空管アンプはメンテ状態も様々な場合があるので、なかなか一貫性のあるペダルテスト環境を準備するのが難しいかと思います。
そこで、TONEX Oneに世界中のアンプのTONE Modelを適用することで様々なアンプでテストすることができるということになります。
もちろん、実機のアンプとは違うというご意見もあるかもしれませんが、そもそも実機は世界中に1台しか存在しませんので、結局リアルのアンプでは本当の意味での基準は存在しないということになると思います。
よって私のように資金力が無く、アンプの実機をそ揃えることができなく、更に自宅で大音量で鳴らすことが出来ない者にとってはTONEXなどのアンプシミュレーターを使うことで、出来るだけ多くのケースをテストするのが最も効率が良いということで、これからそのテスト環境を考えて行きたいと思います。

