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【迎春】 ご家庭に優しい funk ojisan 0.1w真空管 アンプをカスタムオーダーで作って頂いた


0.1w真空管アンプ迎春ショット

昨年末若者からおじさんギタリストまでみんな大好きな国分寺のギターショップfunk ojisan謹製の0.1w真空管アンプを購入しました。そこで2021新年ショット(^^

製品版出るの待ちきれず(^^前にオーダー制作して頂きました

funk ojisanのYouTubeチャンネルをご覧になられている方はご存知だと思いますが、昨年に0.1wアンプを開発されているという動画がアップされていました。

この動画を見てどうしてもこのアンプが欲しくなったのでfunk ojisanに問い合わせしてみましたが、いつ製品版が発売されるかは未定ということでした。

しかし!どうしても欲しくなったので、一品制作のカスタムオーダーで作って頂きました。

0.1wアンプが欲しくなった理由

自宅はマンションなので真空管アンプをフルドライブで鳴らすのは無理です(^^
そこで自分の部屋で普段使っていたのは、Groove TubesのSTP-Gというフルチューブプリアンプです。

STP-Gは名称こそプリアンプですが、12AX7真空管4本と6V6パワー管2本の構成で、15W出力がある普通のフルチューブアンプヘッドです。

しかし、今ちょっと話題?になっているロードボックス回路(アッテネーター)+スピーカーシミュレーター回路が内蔵されていてるのでパワーアンプ出力をラインレベルに変換することができる構造になっています。

そのライン出力をD級パワーアンプに接続して小型のフルレンジモニタスピーカーを鳴らすように接続しています。

もう、電力を無駄に使っているとしか思えないのですが、これによってパワー管とアプトプットトランスの歪みを得て小音量で鳴らすことができるようになります。

で実はこのGrooveTubes STP-Gの6V6パワー真空管が焼けてしまい、当時の小岩ファンクさんに修理して頂いいていました。

小岩funkで修理が上がった時の図。

で話は長くなりましたが(^^ このSTP-Gはラックアンプヘッドでかなりの重量もあるため移動不可、、なのでコロナ禍のステイホームのこの時期リビングで真空管をドライブさせてギターを弾きたいが為に、funk ojisanの0.1w真空管アンプがぴったりだと思ったからです。

funk ojisan 0.1w 真空管アンプ外観チェック

ということで細部ご紹介させて頂きますが、この個体は一品制作としてリクエストも含めてしてお願いしましたので、製品版とは異なる可能性もあります。(同じかもしれません(^^)

ネットでは他の0.1w真空管アンプを制作されている方もいらっしゃるようですが、funk ojisanの0.1wアンプはハイ、ミッド、ローのちゃんとしたアンプ用トーンコントロール回と、ブースター回路、そしてLine出力まで内蔵していながら、めちゃめちゃコンパクトであるということです。

実際のサイズは、横幅約12cm、奥行き約11cm(ツマミも含む)、高さ約8.5cmなので、HAMMONDのコンパクトエフェクターケース1590BBの上にトランスと真空管を乗せたイメージです。

通常のペダルと同じように左側にギター入力とACアダプタの入力があります。

このアンプは9Vか12Vで動作するということですが、12Vの方が音量も大きくハリのある音になるとのことです。
逆に音量を小さくで歪みを得るには9Vもアリということすね。

そして、9V/12Vでも1A供給できるアダプタが良いと思います。
このアンプの消費電力を予測して見るために、12AX7のスペックシートを見てみました。

12AX7 Tube 真空管

ヒーター電流が6.3V0.3Aでプレート電流が250V1.2mAということですね。
これに12V電源からヒーター電流作ったりプレート電圧に昇圧していることを考慮するとアイドリング時200〜300mA程度は必要ということですね。
そして、8Ω0.1W出力ですので、W=RI2 なのでI=100mAちょい流れます。またブースター回路もありますので、よくある9V/500mAのアダプタはギリOKかもという感じでのが、余裕を考えると1A以上出せるアダプタの方が良いと思います。

但し、ネットで安価に販売されている1Aや2Aのアダプタは確実にスイッチングノイズが乗っていますので仮にノイズが出たとしても諦めてくださいw

私はVITAL AUDIO ( バイタルオーディオ ) POWER CARRIER VA-05 ADJ を持っていますが、元電源が12V2Aのパワーサプライで、本体が12V500mAに安定化して出力します。

この元のパワーサプライだけを使った時と、安定化後の電源では明らかにノイズが違います。(単に分岐しているだけの製品では無いということです(^^)

VITAL AUDIO ( バイタルオーディオ )  POWER CARRIER VA-05 ADJ


VITAL AUDIO ( バイタルオーディオ ) POWER CARRIER VA-05 ADJMAX500mA出力のせいでしょうか本体がちょっと発熱していました。
なので安定化して余裕がある12V 1Aが出るアダプタを準備されると良いと思いますが、おそらく高価(^^ですのでまぁちょっとしたノイズは気にしないで我慢ですね。

右側はスピーカーアウトと、Line出力です。

このLine出力はトランス経由なので、パワーアンプ的に歪んだ出力が得られますので、Groove Tube STP-Gと同じくトランス出力ということでこれもこの0.1wアンプのポテンシャルとして素晴らしいところだと思います。

他の12AX真空管バッファーとかプリアンプよりも更にリアルな真空管アンプサウンドが出るということですね。

コントロールは左から、ロー、ミッド、ハイ、ブーストスイッチ、電源スイッチとなっています。

ブーストスイッチをONにすると、内臓ブースターで入力信号をプッシュできます。

これは、通常のギターアンプのHi/Loの抵抗による入力インピーダンスの切り替えではなく、本物のブースター回路を別に追加されているというこれもコストが掛かった構造になっています。

このアンプはワンボリュームのシンプルな構成ですが、フルボリュームにした時、通常のストラトタイプのピックアップの出力では殆ど歪んで無いサウンドで音量的には小さめという設定のようです。

そしてブースターをONにすると所謂ブラウンサウンド的な歪みが発生すると共に音量もかなりUPしフルボリュームではご近所迷惑なレベルに達し始めます(スピーカーによりますが)

この歪んでからも更に入力音量アップするというは真空管アンプならでは特性なので、これは素晴らしいですね。

このような特性からちょうどよく歪んだ状態がちょうど良い音量になるのがこのアンプのポイントです。

なのでこのアンプの使い方としてはドクリーンでもハイゲインでも無く、自宅で気持ち良いブルージーな真空管サウンドをゆっくり楽しむのに向いていると思います。

ということで、今年も前半は残念ながらステイホームの時間が増えることになりそうなので、funk ojisan謹製のカバ牙ナットJazzCasterとこの0.1w真空管アンプを自宅で楽しむ機会が増えて行くかなと思います。

小岩ファンクさんでカバ牙ナットへの交換が完了したので受け取りに行って来た

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) 電源アダプター DC12V 2A 2.1mm センターマイナス

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TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) PowerPlug 12
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Noah’sark ( ノアズアーク ) AC/DC-1 パワーサプライ
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