巷ではボリュームポットが違うと音が変わるよね?と話しが出ますよね
RATについて、もうしつこいくらいに色々記事をアップさせていただいて申し訳ありませんw
SNSなどでエフェクターやギターでボリュームポットで音が変わってくるという話がたまに話題になります。なのでそれに便乗してみます、、、、
RAT回路のDISTORTIONで使うポットを計測してみたら
私は90年代のRATを所有していますが、ボリュームポットが0の時の抵抗を測ってみると数十Ωから100Ωでした。(これはギターのボリュームポットでも同じですね)
一方で、最近購入してRAT回路に使ったALPHA社の24mmボリュームポットを計測してみると、ちゃんと0Ωになっています。
(下の写真はオリジナル基板で試しているRAT回路のDISTORTIONの可変抵抗を計測してみました。)

DISTORTIONポットの抵抗値の違いをシミュレーションしてみる
ということで、シミュレーションを使って、ポットの抵抗値がどのような影響が出るかをしらべてみました。
こちらのRAT回路でシミュレーションします。

この回路のR3はDISTORTIONの100KΩA可変抵抗ですが、これを、0Ω、10Ω、50Ω、100Ωの場合をシミュレーションしてみます。

なんと0Ωの時と100Ωの時では3KHzあたりをピークにして約12dBものゲインの差がでてきました。
12bBは電力比で16倍、音圧で4倍の違いがありますので明らかに違う音に聞こえると思います。
ここ最近、オーバードライブやディストーションサウンドエフェクターを0ゲインからのローゲイン設定にすることが多いと思いますのでこのような状態で、各種年代やモデル違いRATを比較するとこのことが原因でまったく違う~ということが頻発する可能性が高いと思います。
RATのDISTORTIONで使われている可変抵抗は100KΩですが、このように0に近い領域のわずかな抵抗値の違いがモロ出るということですね。
RATの回路はミスから生まれた by JHS
でなぜこのようなことが発生するのかと言うと、RATの歴史を解説したJHSのこちらの記事から紐解くことが出来ます。

でこの部分
This gives a rich distortion tone that has lots of complex harmonics. This approach to design is actually due to a mistake that Scott Burnham made by accidentally placing a 47 ohm resistor where a 470ohm resistor should have gone.
下の回路図でR1の47Ωは当初の設計では470Ωだったのを間違えて47Ωで試作回路を組んでしまったということらしいです。

仮にC27の2.2μFのコンデンサのインピーダンスが0Ωとするとこのオペアンプの非反転増幅回路の増幅率は、1+(R3/R1)となりますので、ボリュームポットのR3の値に敏感となり、わずか100Ωでも数倍の増幅率になるということですね。
で、ちょっとインピーダンスというマジックワードでwごまかしてしまいましたがwやはりそのC27の2.2μFのコンデンサーってどうなの?という話が出てくるかと思います。
次の記事ではその2.2μFのコンデンサについても検証してみます。
こちら



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