ロシア製ゲルマニウムトランジスタ MP25 でRangeMaster基板を作成しました
RangeMaster+MoningGloryのハイブリッドペダルを作成することにしましたが、MoningGloryは市販のプリント基板ですが、RangeMasterの方はトランジスタ1石ですので、ユニバーサル基板使ってハンドワイヤで制作することにしました。
前の記事で回路図まで考えています。
RangeMasterからのKeeley JavaBoostかFulltone Ranger寄りに、そしてマイナス電源対策も
まずは、肝心のゲルマトランジスタ選びですが、オリジナルのDallas RangeMasterはMullard OC44を使っているようですが、そんなモノ持ってません。
そこでFuzzFaceの制作で幾つかトランジスタを購入していたのですが、hfeがちょっと低くて歪みがあまり出てこなかった(その代わり鈴鳴りサウンドは良かった)ロシア製ゲルマニウムトランジスタMP25を使ってみることにしました。
このMP25はこんな感じで(電流増幅率)hfe=36しか出てません。
FuzzFaceではhfe=80とか140とかがベストと言われているですね。
hfeの計測はAmazonで3千円くらいで購入できるトランジスタチェカー使っているので精度に問題あるかもしれませんが、ペアマッチングさせるわけでもなく、相対比較としては十分です。
またゲルマニウムトランジスタは触っただけで体温でhfeが簡単に変化しますので正確な計測は温度管理も重要ですしね。
また、それよりも素人の私としてはトランジスタの足を確認できることが必須ですので、これが無いとトランジスタ使う場合は必須のアイテムになってます。
このトランジスタブレッドボードでこのトランジスタで音が出ることを確認しました。
余ったユニバーサル基板の切れ端使ってみました。ちょっと小さすぎたかも(^^
貴重な?ゲルマニウムトランジスタなので、ソケットの代わりに基板用のワンタッチ端子台使いました。
また、Jacaboostなどのクローンペダルと同じように、バイアス電流が調整できるように半固定抵抗としています。
前の記事で作った回路図
皆さまが本番用で使われるペダルはちゃんとハンダ付けしましょうね(^^
手前の、ミニ基板と2つの青いコンデンサーは負電圧チャージポンプ基板です。
これで、普通のペダルと同じようにセンターマイナスの9Vアダプタが使えるようになります。
トランジスタを載せました。ワンタッチなので簡単でいつでも交換することができます。
もうギュウギュウですねw
ちなみに、Javaboostにする為の入力切り替えコンデンサ&スイッチは別基板にしました。
Range Masterの入力カップリングコンデンサは付けていますので基板単体でRangeMasyterになります。
更にブレッドボードから入出力&電源を供給して音出し確認。おっと、確認したところ、JavaBoostのように入力コンデンサを大きくした時は、エミッタの47μFを大きくした方がニュアンスが出るので、47μF x 2連装=94μFにしててみました。
という化せっかくぎゅうぎゅう詰めにした筈の基板が更に余ったスペースを発見したのでどうしても詰めてみたくなったのが本音ですw
負電圧チャージポンプ もちゃんと動作しておりました。