JNCCNCの板金サービスでギターのピックガードも作れるかも!で見積してみた、CNC、3Dプリントの価格も調べてみた編
ということで、さきほどJLCCNCのサービスでオリジナルのエフェクター筐体を発注するまで(まだ発注できてないのですがw)の記事をアップさせていただきました。
JLCCNCの板金サービスならピックガードもつくれるのでは?と気が付いた!
で、その記事を書きながら、これってギターのピックガードの制作も出来そうだよね!ということに気が付いて(みなさんすでに気が付いているんでしょうね今更感もありますが)
Fender Stratocasterのピックガードの3Dモデルを探してみた
ということで、早速ネットでFender Stratocasterのピックガードの3Dモデルを探してみたらありました。
(大人の事情もありますのでダウンロードリンクなどは控えますw)
ありましたwAUTODSK Fusionで開いてみます。

嬉しいので調子にのってマテリアル定義してレンダリングしちゃったりしてw

早速JLCCNCの板金サービスでピックガード制作を見積もってみた
とりいそぎ、このモデルはご丁寧に形状外周に面取りまでモデリングされていますので板金加工でどうなるのかが気になるところですが、まずはこのモデルのままJLCPCBで見積依頼してみます。
素のアルミでピックガードをつくったら
おお、素のアルミニウムだと1324円で作ってくれるようです。

ならばアノダイズドのピックガードも作れるので見積ってみた
更に、Fenderのアルミピックガードといえばアノダイズド処理(アルマイト処理)されたものが定番ですので、こちらも見積もっていただくと3517円ということになりました。

ただ複数作ってもそれほどお値段は安くならないみたい
3枚で見積もりしてみましたが、1枚あたり3000円近くなりますので劇的には安くならないようです。おそらく面積が大きいので表面処理の方にコストが掛かってしまうと思われます。

自分でデザインしたカスタムピックガードをこのお値段で作れるなら最強かも!
ちなみに、ストラトのアルミニウムアノダイズドピックガードは楽天やAmazonで普通に販売されているようですが、価格や安いところで1500円程度ですね。(高いところはめっちゃ高いですがw)
しかしです、マウントするピックアップやボリュームやスイッチの位置や種類をカスタマイズしたいと思ったらこれまでは、海外のピックガード制作メーカーや、日本では工房にオーダーするしかなく、そうするとそれなりの金額がチャージされる場合が多いのであろうと思います。
ましてやアルミピックガードで、アルマイト処理依頼するととんでもない価格になりそうですね!
なので、P90やその他のピックアップをマウントしたいときなどカスタムピックガードが欲しい場合JLCCNCで送料込みで7000円くらいで制作できるのが素晴らしいとおもいます。
ちなみにエフェクターの筐体を作られている方は一緒にオーダーすると3500円くらいで出来てしまうので更にお得ですねので、エフェクタービルダーさんと仲良くなっていると、お得かもしませんね!w
JLCのCNC加工でもうワンランクアップのピックガードもできそう
更に!JLCCNCで板金ではなく、CNC加工のカテゴリで作ってもらうと、なんとブラス素材や銅合金素材を選択することができました。

価格は16000円ということで、穴あけは別ということですが、ピックアップホールなどはCAD形状で指定してあるのでどうなんでしょうね。
穴あけ指定はおそらく制度とか周辺処理なども2D図面で指定することになると思いますのので有識者の方はちゃんとオーダーされるのも良いかもしれません。
それにしても、ブラス製のピックガードがこの価格でできてしまうのも超画期的です。
ワンランク上のピックガードを制作される場合はCNCサービスでそれを可能に出来そうですね!
CNCならプラスチックで加工も出来るんですよね
更にプラスチックでも4500円程度でCNC制作できるのですが素材のカラーは限定されるようです。
ただ透明のポリカーボネイトで制作されても5600円強で出来ます。

ベークライト素材も良いかもしれません。ブラックのベークライトで4500円強、古い基板でよく使われていたオレンジ色も選択できますので、かっこいいと思います

ピックガードを試作される方は3Dプリントも良いかもしれません
更に、3Dプリントの制作でも見積もり取ってみました。
ディフォルトのレジンで1200円強でできるようです。

まぁ試作用途で使われるレジン素材だとちょっと安っぽいかもしれませんが、まさに試作用で使えそうですが、おっと、JLCCNC独自のXレジン素材で制作するとわずか998円で制作可能です。

説明を見るとXの意味としては実際の素材の選択はランダムのようで、おそらくこれは他の3Dプリントのオーダーで余ったインクが使って作られると思います。
素材はなんでも良いのでとにかく試作用途としてはこちらの方が最高のコスパですね!
でももしかしたら、高級素材などで作られてアタリ!ということになるかもしれませので面白そうです。
JLCCNCでピックガードも作れそうなのがわかったのでいったんまとめ
ということで、今回はピックガードだけでしたが、JLCCNCのサービスでCNCや3Dプリント、板金加工を使うとギターやエフェクターの様々なパーツも個人制作でも納得の価格で制作することが可能になるかもしれません。
CADさえ使えればもう手に入らないパーツの制作も可能になる筈です。
ここ最近、中国製のギターやエフェクターも増えてきましたが、JLCCNCのような大量製造の技術を持つ企業がおそらくたくさん存在することで低価格で製造できるエコシステムが成立しているように思えます。
昔の日本がそんな感じだったんでしょうね。
ということで、ピックガードの制作は比較的簡単でリスクも低いので皆様も(私はまだオーダーしてないのですがw)オーダーされてみるのも良いかもしれません。
ましてやお金さえかければ、JLCCNCなどでボディやネックなどの骨幹パーツもオーダーできそうで、ギター1本すべてJLCCNCを使って制作ということにもなるかかもしれませんし、近い将来更に低価格になったり、ギター専用のCADオーダーサービスも現れるかもしれませんね!
(ピックガードの制作から話を広げすぎてwもうしわけありませんでした)