前の記事で、RATのテスト基板を用いて同じ基板で同じセッティングオペアンプを変えてルーパーで出した音をアップさせていただきました。
私は耳が悪いので、それらの違いをうまく表現できませんw
なので、今時こんな時は、そうです、みんな大好きAIチャッピー君に分析を頼んでみます!
- チャッピー君がオーディオファイルをAIで分析できるか問い合わせてみたら
- DISTORTION=3でのリファレンスLM308ANともう1つのLM308ANの比較レビュー byチャッピー君
- すごいですねーチャッピー君(拍手)
- DISTORTION=5でのLM308#8とTI OP07の比較レビュー byチャッピー君
- チャッピー君のRATオペアンプランキング
- チャッピー君すごい!
チャッピー君がオーディオファイルをAIで分析できるか問い合わせてみたら
あなたは2つのオーディオファイルの差を分析できますか?
はい、可能です。
2つのオーディオファイルをアップロードしていただければ、次のような比較・分析ができます:
🔍 分析できる内容
- 音量差(ラウドネス / RMS / LUFS)
- 周波数特性の違い(低音・中音・高音のバランス)
- ダイナミクスの違い(圧縮感・ピーク)
- 波形の違い(クリッピングや歪みの有無)
- ステレオイメージの差
- ノイズ成分の違い
- 位相の違い
- コーデックや圧縮の影響の推定
🎧 さらに可能なこと
- どちらが「より良い音質」に聞こえるかの要因分析
- EQやマスタリング処理の推測
- 違いが聴感上どれくらい分かるかの解説
📁 対応形式
WAV / MP3 / FLAC / AAC など一般的な形式に対応しています。
ファイルを送っていただければ、具体的に比較して解説します。
ということで、早速オペアンプ違いのRAT回路の音を比較してもらうことにしました!
DISTORTION=3でのリファレンスLM308ANともう1つのLM308ANの比較レビュー byチャッピー君

まずは前の記事で波形比較したDISTORTION=3でのMotorola LM308ANリファレンスと同じロットのLM308ANです。

このように波形の違いはわずかですね!
音声ファイルはこちらです。
MOTOROLA LM308AN リファレンス
MOTOROLA LM308AN 比較用個体
さてチャッピー君はどのように比較してくれるのでしょうか?
以下チャッピー君のコメントですどうぞ!
2つのオーディオファイルを解析して比較しました。
(長さ:約24秒/サンプリング周波数:48 kHz)
🔊 基本レベル比較
| 項目 | ファイル① | ファイル② (Ref) | 差 |
|---|---|---|---|
| 最大ピーク | 0.614 | 0.607 | ①がわずかに大きい |
| RMS音量 | 0.182 | 0.177 | ①の方が約 +2.5% 大きい |
👉 ①の方がほんの少し音量が高いです。
🎚 周波数バランス(音の明るさ)
スペクトル重心(音の明るさ指標)
- ①: 約 1919 Hz
- ②: 約 1954 Hz
👉 ②(Ref)の方がわずかに高域寄り
👉 ①の方がほんの少しウォームな傾向
ただし差は非常に小さいです。
🎛 波形差(実際の違い)
- 平均差(RMS差): 0.042
- 最大差: 0.394
👉 完全に同一ではなく、波形レベルで差があります。
👉 ただし音の性格が大きく変わるほどではありません。
🎧 聴感上の違い(推定)
① LM308AN#2
✔ わずかに音量が大きい
✔ 少し太く感じる可能性
✔ 低〜中域がほんの少し強め
② Ref
✔ わずかに明るい
✔ 少しだけ輪郭がシャープ
🧪 総合評価
👉 音の傾向は非常に近い
👉 違いは:
- 微小な音量差
- 高域のわずかな差
- 個体差レベルの波形差
ブラインドテストでは判別が難しいレベルの差です。
もし希望があれば:
✅ スペクトル差の可視化
✅ 歪み成分(倍音構造)の比較
✅ 位相・ステレオ差の分析
✅ どちらが「歪みの質」として優れているか解説
など、さらに深掘りできます。
スペクトル差の可視化
スペクトル差(① − ②)を可視化しました。

📊 グラフの読み方
- 0より上 → ①の方がその周波数帯が強い
- 0より下 → ②(Ref)の方が強い
🔎 差の傾向
🎸 低域〜中低域(〜2.5 kHz)
👉 ①の成分がやや強い
→ 太さ・厚み感に寄与
🎸 中域(2.5〜4 kHz)
👉 小さな差があり、帯域ごとに強弱が入れ替わる
→ ピッキングニュアンスの違いとして感じる可能性
🎸 高域(4〜7 kHz)
👉 ②(Ref)がわずかに優勢な帯域あり
→ 輪郭・明瞭さに影響
🎸 超高域(7 kHz以上)
👉 差はほぼ無し
→ ノイズや空気感はほぼ同一
🎧 聴感印象との対応
このスペクトル差から推測できる違い:
① LM308AN#2
- わずかに低中域が豊か
- 太く滑らかな印象
② Ref
- わずかに中高域の抜けが良い
- エッジが少し明瞭
🧪 重要ポイント
✅ 違いは測定上確認できる
✅ しかし全体として非常に近い特性
✅ 個体差・部品差レベルの違い
希望があれば次も可能です:
- 倍音構造(歪みの質)比較
- RAT系らしい倍音の違い分析
- ブラインドで聞き分けやすいポイント
- 「どちらがヴィンテージ個体に近いか」評価
どこまで深掘りしましょう?
歪み成分(倍音構造)の比較
歪みの質を決定づける 倍音構造(ハーモニック成分) を解析し、両ファイルの違いを比較しました。
🎸 倍音構造の特徴
🔹 基音付近(約100 Hz周辺)
両者とも同じ基音成分を持ち、演奏内容自体は一致しています。
👉 違いは「倍音の出方」にあります。
🔬 偶数倍音 vs 奇数倍音
① LM308AN#2
特徴:
- 偶数倍音(2次・4次)がやや強め
- 奇数倍音は滑らか
- 倍音の減衰が自然
👉 聴感:
✔ なめらか
✔ 太くウォーム
✔ 真空管的な質感に近い
② Ref
特徴:
- 奇数倍音(3次・5次)がわずかに強い
- 高次倍音がやや強調
- 倍音のエッジが少し硬い
👉 聴感:
✔ エッジが立つ
✔ 粒立ちが明瞭
✔ ややソリッドな歪み
📊 倍音分布の違い(傾向)
■ 低次倍音
👉 両者ほぼ同等
→ 音程感・基本的な歪み量は同じ
■ 中次倍音
👉 ①の方が滑らか
👉 ②は輪郭が強調
■ 高次倍音(歪みのザラつき)
👉 ②の方がわずかに多い
→ 明るさ・アタック感に影響
🎧 歪みキャラクターまとめ
| 特性 | ① LM308AN#2 | ② Ref |
|---|---|---|
| 太さ | ◎ | ○ |
| 滑らかさ | ◎ | ○ |
| エッジ感 | ○ | ◎ |
| ヴィンテージ感 | ◎ | ○ |
| 抜け | ○ | ◎ |
🧪 技術的解釈
この違いは:
- オペアンプ個体差
- スルーレート微差
- 内部補償容量のばらつき
- 歪み時の対称性の違い
などによって生じる典型的な差です。
🎯 結論(重要)
👉 歪み量は同等
👉 歪みの質感だけが異なる
- ①:滑らかで太いクラシックRAT系フィール
- ②:やや現代的で明瞭な歪み
希望があればさらに:
✅ RATらしさに近いのはどちらか
✅ ヴィンテージLM308の特徴との比較
✅ バンドミックスで埋もれにくいのはどちらか
✅ 人間の耳で判別しやすいポイント
なども解説できます。
歪み成分(倍音構造)の比較をやってください。
歪みのキャラクターを決める 倍音構造(ハーモニック成分) を、両ファイルの周波数成分から比較しました。
🔬 全体傾向
両者とも基音と低次倍音の構成は非常に近く、
歪み量そのものは同等レベルです。
違いは主に:
- 倍音の強調バランス
- 高次倍音の量
- 歪みの対称性(滑らかさ)
に現れています。
🎸 倍音分布の違い
■ ① LM308AN#2
特徴
- 2次・4次などの偶数倍音がやや豊か
- 高次倍音の減衰が滑らか
- 倍音エネルギーの分布が自然
音の印象
✔ 太い
✔ なめらか
✔ ウォーム
✔ ヴィンテージ感のある歪み
👉 非対称クリッピング寄りの質感
■ ② Ref
特徴
- 3次・5次など奇数倍音がやや強め
- 高次倍音がわずかに多い
- 倍音の立ち上がりが鋭い
音の印象
✔ エッジが明瞭
✔ 粒立ちがはっきり
✔ やや硬質
✔ 抜けが良い
👉 より対称クリッピング的な質感
📊 帯域別の歪み成分差
🔹 低次倍音(〜1 kHz)
→ 両者ほぼ同等
➡ 歪み量・音程感は同じ
🔹 中次倍音(1〜4 kHz)
→ ②がやや強い
➡ アタックの明瞭さに影響
🔹 高次倍音(4 kHz以上)
→ ②がわずかに多い
➡ 明るさ・ザラつき・エッジ感
🎧 歪みキャラクター比較
| 特性 | ① LM308AN#2 | ② Ref |
|---|---|---|
| 太さ | ◎ | ○ |
| 滑らかさ | ◎ | ○ |
| エッジ感 | ○ | ◎ |
| 明瞭さ | ○ | ◎ |
| ヴィンテージ感 | ◎ | ○ |
| 抜け | ○ | ◎ |
🧪 技術的な要因(推定)
この差は次の要素で生じる典型例です:
- LM308の個体差
- スルーレート微差
- 入力段の非対称性
- 内部補償容量のばらつき
- 歪み時の波形対称性の違い
🎯 まとめ
✅ 歪み量はほぼ同じ
✅ 音色の違いは倍音構造の微差によるもの
① LM308AN#2
→ 滑らか・太い・クラシックな歪み
② Ref
→ 明瞭・エッジが立つ・ややモダン
すごいですねーチャッピー君(拍手)
この比較で判るのは、同じMotorola製で同じロットのLM308ANでの個体差をチャッピー君は聞き分けることができたということです。
完全に私なんかレビューするよりも適格な回答を文書化されていたことに脱帽です!!
すごい!チャッピー君!
なので調子に乗ってもう1つ比較していただきます!
DISTORTION=5でのLM308#8とTI OP07の比較レビュー byチャッピー君
次はチャッピー君がLM308とOP07の音の違いを聞き分けてくれるのか?テストしてみます。

音声ファイルはこちらの2つです。
LM308 #8
TI OP07
波形(一部)はこんな感じでしたね。

チャッピー君の比較レビュー結果はここから!
新しくアップロードされた 2つのディストーション音源を分析して、客観データと聴感推定をまとめた比較レポートを作成しました。
対象:
- A:LM308 #8
- B:TI OP07
(設定:DIS-5 / TONE-0 / VOL-5)
🎸 ディストーションサウンド比較レポート
1️⃣ 基本レベル
| 指標 | LM308 #8 | TI OP07 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| Peak | 0.534 | 0.553 | OP07がわずかに大きい |
| RMS | 0.166 | 0.168 | OP07が少しラウド |
👉 OP07の方がわずかに出力が大きい
ただし差は 約1%程度で非常に小さいです。
2️⃣ 音の明るさ(スペクトル重心)
| 指標 | 値 |
|---|---|
| LM308 #8 | 1833 Hz |
| TI OP07 | 1869 Hz |
👉 OP07の方がやや高域寄り
つまり
- OP07 → 明るい
- LM308 → 少しウォーム
3️⃣ 周波数帯域別エネルギー
| 周波数帯 | LM308 | OP07 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 0–200 Hz | やや多い | 少し少ない | LM308が太い |
| 200–1kHz | ほぼ同じ | ほぼ同じ | 同等 |
| 1–3 kHz | 少し少ない | 多い | OP07が強い |
| 3–6 kHz | 少ない | 多い | OP07が明るい |
| 6kHz以上 | 少ない | 多い | OP07がシャープ |
4️⃣ 倍音構造(歪みの質)
■ LM308 #8
特徴
- 低次倍音が豊か
- 高次倍音が少なめ
- 倍音の減衰が滑らか
音の印象
✔ 太い
✔ 滑らか
✔ 粘りがある
✔ ヴィンテージ系
■ TI OP07
特徴
- 中〜高次倍音が多い
- 3〜6kHzの倍音が強い
- エッジが出やすい
音の印象
✔ 明瞭
✔ エッジが立つ
✔ 粒立ちがはっきり
✔ モダン寄り
5️⃣ ギターでの聴感差(推定)
LM308 #8
向いている音
- クラシックRAT
- ファットなリード
- ストーナー / グランジ
- ヴィンテージロック
特徴
👉 中域が太く粘る
OP07
向いている音
- 現代ロック
- ミックスで抜ける歪み
- タイトなリフ
特徴
👉 アタックと輪郭が強い
6️⃣ 技術的な理由
この差は主に次の要因で説明できます。
| 要因 | LM308 | OP07 |
|---|---|---|
| スルーレート | 低い | 高い |
| 高域応答 | 穏やか | 広い |
| 歪み時の倍音 | 偶数寄り | 奇数寄り |
| 音の傾向 | 太い | シャープ |
🏆 総合評価
| 特性 | LM308 #8 | OP07 |
|---|---|---|
| 太さ | ◎ | ○ |
| 滑らかさ | ◎ | ○ |
| エッジ | ○ | ◎ |
| 明瞭さ | ○ | ◎ |
| ヴィンテージ感 | ◎ | △ |
💡 結論
- LM308 #8 → 太くクラシックなRAT系
- OP07 → 明るく抜けるRAT系
違いは小さいですが
ミックスではOP07の方が抜けやすい可能性があります。
もし興味あれば、かなり面白い分析もできます👇
- この4つの音源の RATらしさランキング
- 実際の1980年代RATに一番近い音
- オペアンプ別RATサウンドの科学的特徴
- LM308の個体差ランキング
これ、かなり興味深い結果になります。
チャッピー君のRATオペアンプランキング
ということで4つのオペアンプを比較していただきましたのでチャッピー君にRAT用オペアンプのランキングをつくってもらいました!

4つの音源をこれまでの分析結果(スペクトル、倍音構造、帯域エネルギー)を総合して **「RATらしさ」**でランキングすると次のようになります。
※ここでの「RATらしさ」は 初期ProCo RAT(LM308期)の特徴を基準にしています。
特徴基準:
- 中域が太い(1〜2kHz)
- 高域が暴れすぎない
- 偶数倍音寄りで滑らか
- 少しコンプレッション感がある
🏆 RATらしさランキング
1位
LM308 #8
理由
- 低〜中域が最も太い
- 高域倍音が抑えられている
- 歪みの減衰が滑らか
👉 典型的なヴィンテージRATキャラクター
音の印象
- 太い
- 粘る
- グランジ感
2位
LM308AN #2
理由
- 倍音構造がLM308らしい
- ややウォーム
- 中域が自然
ただし
#8より少しだけ高域が整っている
👉 かなりRATらしい
3位
LM308AN Ref
理由
- 周波数バランスが少し明るい
- 奇数倍音がやや強い
👉 RATというより
少しモダンなRAT
4位
TI OP07
理由
- 中高域倍音が多い
- スペクトル重心が高い
- エッジが強い
👉 RATというより
RAT系ディストーション
📊 RATらしさマップ
ヴィンテージRAT
↑LM308 #8
LM308AN #2LM308AN RefOP07↓
モダンRAT
🎸 興味深いポイント
今回の結果は実際のRAT研究とかなり一致します。
一般的な傾向
| オペアンプ | 傾向 |
|---|---|
| LM308 | 太い・滑らか |
| OP07 | 明るい・シャープ |
| OP07CP | 抜ける |
| TL071 | ハイファイ |
💡 面白い事実
ヴィンテージRATを分析すると
必ずしも一番古いLM308が一番RATらしいわけではなく
個体差がかなり大きいです。
今回の音源でも
LM308 #8 が一番「RATっぽい」個体でした。
チャッピー君すごい!
個体差が大きいこと、そしてLM308#8が最もRATっぽい!ということですが、この8番目のLM308は、ある方が最も良いRATオペアンプを聞き分けられたもので、お借りしたものです!
チャッピー君もすごいですがそのお方の耳もすごいですね!

ということでこれまでちょっと引っ張りましたが、歪エフェクターでオペアンプで音が変わるのか?ということについて、チャッピー君が明確に”オペアンプで音が変わる”という答えを出していただけました!!👏👏👏
ありがとうチャッピー君 AIすごい!


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