HeathKit Fuzzクローンペダル HikisGit 0号機のテスト組み立て
HeathKit TA-28 Fuzz クローンの名称はHikisuGitの製作が進んでいます。
で、HeathKitの筐体は巨大でめっちゃ重いので持ち出すだけでも大変(^^ということで @ikisugita_DIY さんが3Dプリンタで小型で軽量の筐体を製作されました。
でこの超カッコいい筐体に収めるには、基板をコンパクトに纏める必要があります。
なのでこのボディに収まりそうなタカチ のユニバーサル基板TNF29-44で回路を組んでみることにしました。
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![](https://i0.wp.com/www.jazzcaster.com/wp-content/uploads/2022/01/img_2914.jpg?resize=800%2C573&ssl=1)
で抵抗とコンデンサなど主要な部品を配置した基板を入れてみるとなんとかスペースが保てそうですね。
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ただ、グリーンの0.1μFフィルムコンデンサはちょっとサイズが大きいようで、寝かせる必要があるかなという感じです。
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ちなみにこのグリーンのコンデンサは国産NOSのポリエチレンコンデンサ(マイラー)です。
このコンデンサは入力のカップリングコンデンサですが、もっと性能が良いポリプロピレンコンデンサよりも良い結果が出るという感じでした。
この理由については別に記事にしたいと思います。
基板と周辺パーツを配線して行きます。
このバージョンではノイズ対策として、極薄のプリント基板を折り曲げて基板とフットスイッチの下に敷きました。
これはフットスイッチをアースに落とす役割もあります。
(今回ポットは外せないのでギターと同じようにアース配線しています)
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そしてジャック – スイッチ – 基板の配線は、HeathKitのオリジナルと同じように内部配線にシールドを使いました。
シールド線はノイズについて有利であるということに加え、音作りにもほんの少しですが影響が出ると思います。
これはシールド線は1mあたり100pFから200pFの静電容量を持つコンデンサとも言えるからです。
特にインピーダンスが高い入力側は影響が少しでて来るのかと思います。
インピーダンスが出力側は気分だと思いますがw
また今回は樹脂製筐体ですので出力配線も念入りにシールドを使うことにしました。
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そしてトランジスタをソケットに付け、バッテリも入れてみました。
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全てのパーツがタイトかつ無理無く収まりました。
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いきすぎさん @ikisuita_DIY さんはHeathKitのオリジナル筐体を小型化して3Dプリンタで製作されたのですが、通常このようにサイズを変更するとオリジナルモチーフに対して、ダサい形状バランスになることが多いと思います。
しかし、いきすぎさんが設計製作のこの筐体は小型化してもオリジナルの雰囲気をそのまま保っている上で、内部パーツのサイズ要件も全て満たされている(しかもタイトに)のは素晴らしいですね!
![](https://i0.wp.com/www.jazzcaster.com/wp-content/uploads/2022/01/img_4849.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
ということで、更に実戦でも使い易くする為にオリジナルにはないボリュームポットをサイドに配置しました。
![](https://i0.wp.com/www.jazzcaster.com/wp-content/uploads/2022/01/img_4848.jpg?resize=800%2C600&ssl=1)
ということで、ようやくHikisGitが実現可能であることが見えて来ました。
今回、0号機のパーツ構成は
- 抵抗は通常の5%カーボン抵抗
- 入力カップリングコンデンサはNOSの国産マイラー
- 出力カップリングコンデンサにはオリジナルHeathKitと同じELNAの NOSアキシャル電解コンデンサ
- エミッタの電解コンデンサも ELNA製NOSアキシャル電解コンデンサ
- 出力のトーン用コンデンサは国産のポリプロピレンコンデンサ
という構成で0号機を組み立ててみました。
そして、次の記事では納品版用のパーツ選びについて記事にさせて頂きたいと思います。
![](https://i0.wp.com/www.jazzcaster.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png?resize=32%2C32&ssl=1)
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