みんな大好きVAMURAM Jan Ray をシミュレーションしてみた 前編(鈴鳴りが出る!)


1年程前、みんな大好き国分寺のギターショップ funk ojisanがVEMURAM Jan Ray を取り上げられた動画をアップされていました。

こちらも、みんな大好きJan Rayは確実に良い音がするというエフェクターということなので、その音の秘密について例によってシミュレーションして探ってみました。

Jan Rayの回路図

Jan Rayの回路図が出て来たのは、海外の方の尽力?があったようです。

funk ojisanが言われているように、Timmyの回路疑惑を確かめる為に、そのサイトの方がVAGRAM社がブラックの塗料で隠蔽していた部品を全て外して削り出して部品を特定されたということです。もう根性ですねw

こちらがLTSpiceで再現した回路図です。オペアンプはNJM4558が簡単に手に入りましたので(^^採用させていただいております。

Jan RayのGAINツマミの変化

まずはツマミを全部12時にしてシミュレート。

青線がにペダルの入力、赤線がアンプ(ケーブル込み)の入力で観察してみました。モロ三角波っぽくなっていますね。歪んでいるということですね。

FFTしてみると、三次倍音から発生していますが、ダイオードのソフトクリップで完全制御されているというような、定次の倍音のみと、めっちゃ綺麗に動作しているように見えますね。

次にGAINツマミを0にしてみると、、、

もう、全く倍音がでていないピュアな波形が素晴らしいです。
JanRayはクリーンブーストとして使えるという証明ということですね。

ゲインツマミをMAXにしましたが、まぁゲイン真ん中とあまり変わらない印象です。

ネットでのレビュー動画見てるとゲインツマミ2時以降でもあまり歪まないという感じでした。

この回路では深い歪みが出ないというのがコントロールしやすい要因嘉もしれません。

Jan RayはTREBLEツマミがキモだった

で、この回路の特徴の1つはトレブルツマミです。トレブルはコンデンサーと連携したローパスフィルタをコントロールしていると共に、2段目のICへの出力ボリュームを兼ね備えているように見えます。

そこで、トレブルのツマミを3時まで上げてみると、なんとまるでFUZZのような非対称クリップが現れてきました。

FFT分析をしてみると、これまで超優等生だった回路がいきなり暴れはじめました。ソフトクリップでは三次倍音だけ出ていたのですが二次倍音が新たに発生すると共に複雑で豊な倍音構成になりました。

でこの動作はどこでそうなっているかを調べることにしました。

TREBLEツマミで倍音を発生させている

下の波形はICの1段目の出力の波形です。ソフトクリップされた波形ですが、対象クリップになっています。

で、こちらが後段の出力の波形ですが、そうです後段で片側クリップしているのです。

何故、このように非対称クリップが起こるのか、、、、こをバラしてしまうと怒られそうなので、みなさんは独自に推測お願いいたします。

で、ゲインはそのままにして、BASSとTREBLEをMAXにすると、まるでFUZZのようになりました。

この波形をFFTしてみるとFUZZのように暴れた波形となります。

ちなみに、FuzzFaceの波形分析はこちらの記事を参考にしていただければと思います。

理想FuzzFace回路にギター回路を追加してFuzzノブを0から10まで変化させてみた

ただ、FuzzFaceは原音に対して高域の倍音まで高いレベルででているのに対し、Jan Rayは高域の倍音は減衰しています。

Jan Rayの回路まとめ その1

今回のJan Rayシミュレーションで解ったのは、TREBLEツマミは、高音をブーストするものだけではなく、倍音を付加する役割があるようです。

で、その音はFuzz Faceの鈴生りっぽい倍音を構成しているということだと思います。

ということで、Jan Rayは、超クリーンブーストから、鈴鳴りブーストに変化するブースターであるということだと思います。

Jan Rayシミュレーションは後編もあるよ

ただ、そのサウンドの秘密はそれだけじゃないよ、ということで次回は中低域側の動きも見て行きたいと思います。

後半の記事は周波数特性を調べてみました

みんな大好きVAMURAM Jan Ray をシミュレーションしてみた 後編編(カマボコ大好き!)

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