ネックをXotic Oil Gel で塗装その2 仕上げ編

2020年4月18日2021年8月26日カバ野郎

前の記事で、Warmothで購入していたストラトキャスター用ネックの再オイルフィニッシュを開始したことを報告しましたが、今回はフィニッシュまでをレポートします。

3回目のオイル仕上げから極極細目で磨く

ここから3Mのスポンジ研磨材極極細目で仕上げてみました。
これはサンドペーパーでは#800〜#1000に相当するということですが、ペーパーよりも柔軟柔らかい形状に曲げられるので便利そうでした。

極極細目ということですが、それでも普通に磨くと塗膜は削れて無くなります。
なのでここでも撫でるように仕上げて行きますが、塗面を指先で触りながら引っ掛かる箇所を修正して行きます。

そしてこれを2回繰り返しましたので、終わった時点で4回オイルをとふした状態になりました。

更に超極細目で

5回目からは3Mのスポンジ研磨材超極細目で仕上げます。
これは#1000〜#!200に相当するということです。

艶というか光沢が出てきました。

そして仕上げはコンパウンドワックスで

Xotic Oil Gelを6回塗布氏磨くと、オイルフィニッシュながら塗膜が出来ている感じまで行きました。

次に仕上げです。
私が愛用しているのがこのTurtle Waxで、昔の車のワックスと同様にコンパウンド成分が含まれていますでの、これで磨くと塗装が一皮剥けるという感じで細かい傷も含めて修正することも可能です。

今回はこれを仕上げコンパウンドとして使ってみました。

ただ、このようなコンパウンドやワックスを使う時に木地が目止めされている状態になっていないと、道管に白いワックスが入ってしまうので注意しなければなりません。
今回は、過去のタングオイルとXotic Oil Gelによってある程度目止めされているということで使ってみました。

ネックのオイルフィニッシュ完了

仕上げの仕上げで、Fender CustomShopのGuitar Polish（Restore to Original Luster）を塗ります。
これは白いクリーム状ですがコンパウンドを含まずワックス成分のみという感じ。
カスタムショップブランドですので勿論ラッカーフィニッシュを対象にしてその名の通りオリジナルの光沢を蘇らせるというモノです。
ちなみに、普段の汚れ落としはGibsonのもっとサラサラしたGuitar Polishが便利です。

指板のマスキングも外して、Gibosonのオレンジオイル、Premium Fretboard Conditionerを塗り完成です

写真はペグ付けてネックをボディにボルトオンした後ですが、後日それらを報告します。

まとめ

今回はWarmoth製のストラトキャスターネックにXotic Oil Gelで仕上げてみました。

私のネックは、シャフトウッドがゴンカロアルベス材で、フレットボードがパーフェロー材が使われています。

ゴンカロアルベス材はガングリップにも使われる木材ということでWarmothによればオイルフィニッシュを推奨しています。

当初、タングオイル（桐油）でフィニッシュしましたが、光沢は若干でながら木の感触がそのまま残る仕上がりでした。

そして今回のXotic Oil Gelは通常のオイルフィニッシュと同じように、クロス等で塗り込むことが出来、更に塗膜を形成するというオイルのようで、簡単に塗布して美しい仕上がりが得られるということで自作な方に重宝されているようです。
塗膜が得られるということで、おそらくポリウレタン等のニス成分が含まれているということですが、おそらくネックの木材を保護するという意味ではオイルフィニッシュよりも優れた仕上がりになると思いましたので使ってみました。

結果として、確かに設備や工具が無くても簡単に仕上げられるのでかなり満足しました。
ただ、塗り込む回数が重要で、Xotic Oil Gelは3回か4回くらいがオイルフィニッシュらしい外見と保護の観点でちょうど良いのかと思いました。
それ以上塗り込むと、光沢を出すことが出来ますがニスに似た塗装感が増して来ます。

私は6回塗りましたが、おそらくそれ以上塗ると塗膜感はもう少し加えることが出来ると思いますが、好みの問題になって来ますが、これくらいが限度だと思いました。

Xotic Oil Gel 自作な方が愛用されている理由が解りました。自作ネックには最高です。